担当名 | 古賀 千鶴 |
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カテゴリー | カウンセリング(50分) |
詳細内容 | 「誰にも言えなかった話を初めて話せました」 死にたい気持ちを抱える方の電話相談や福祉の現場でその言葉をたくさん聴いてきました。わかちあいの会や認知症カフェでも気持ちに寄り添い、「やっと口にすることができました」と肩の荷を下ろせた方たちへ場をつくっています。 人の気持ちを一生懸命に聴く人生は、耳に障がいがあった母の想いを一心に聴くことから始まりました。言葉でのやり取りは難しくても大好きな母。その想いを感じとろうとしながら育ってきました。 障がいをお持ちだったり、悲しみを抱えているとき、コミュニケーションが上手くいかないこともあると思います。「話を聞いてもらえなかった」と泣いてお話される方を前に、胸が痛むのは母が重なるのかもしれません。もっとグリーフケアが知られていたら、心が少しでも穏やかになられるのではないかという想いは、地元福岡県でわかちあいの会を広げる力になっています。 母のことは晩年まで支えましたが、それでも、もっとしてあげられる事があったのではと思うこともあります。 そのように70年近い人生を振返れば、幼少時から受け続けた虐待、死産、流産、免疫力低下の難病、認知症の祖母や義母の介護 … 哀しい出来事もたくさんありました。それでも、つらい経験の中で周りの支え、たくさんの優しさを得てきた自分にも気づきました。誰にも言えないと思っていた怒りや苦しみを許せて、あるがままの気持ちを認められたのはグリーフケアを学んだおかげです。 「生きる意味はあるのか」という問いに簡単にお答えすることはできないけれど「必ずあなたらしく生きられる」という想いで聴かせていただいています。行ったり来たりですよね。それが本当だと思います。 苦しい中でやむを得ず生きてきたあなたが、これから外に出られるように。自然の中、空をきれいだなと感じたり、風に揺れる草花に微笑みかけたり。そのような日々に繋がるよう、生きる意味を一緒に考えていけたらと思います。 |
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